容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

元カレの話

ニートのケンちゃん…最終回

これにて終了かと思われましたが。 律儀に25日前後に5000円振り込まれていました。 LINEにて ケンちゃん:お金振り込んだから 早川、既読スルー 一日後… ケンちゃん:話、できないかな? 早川、既読スルー これにて終了。 いやはや、きちんと借金の返済を終…

ニートのケンちゃん…その31

「私物は着払いで送ってください。」 この一言を送ってから現在まで、 送られてきてません。 ハイっ く~~~ず~~♪ いやぁ…真性のクズなのは知ってたから予想はしてましたとも。 なので、最後に訪れた時にあらかじめ優先順位の高い物は救出してました。 ラ…

ニートのケンちゃん…その30

守りたい系女子を演じた早川にまんまと騙されている同僚は、 メンタルがイカれた元カレ・ケンちゃんについて、 「それまずいよ… 今までもらった物とか、合鍵とか持ってるなら早く送り返した方がいいよ?」 と、的確なアドバイスを寄越しました。 確かに。 合…

ニートのケンちゃん…その29

ケンちゃんがグッチを自分へのプレゼントと勘違いした空気を感じた早川。 なんだろうな、早川の文章力じゃ表現しにくいのですが、 狙ったはずの「誰からのプレゼントなの…?」という不安では無い感じ。 早川「プレゼントでもらったの。 さっきまで表参道にい…

ニートのケンちゃん…その28

最後に早川が優しい言葉を投げかけてやったというのに、 なんだかもごもご…もぞもぞ… 視線もきょろきょろ…。 「分かった…! 俺… 俺ッ頑張るよっっ!!!」 みたいなさ。 そういうのないんかい。 …「ッ」って入るだけでだいぶ台本感出るよね。 なんだよ「ッ」…

ニートのケンちゃん…その27

ドトールを出て真っ直ぐに駅に向かおうとしたのですが、案の定すぐケンちゃんに捕まりました。 ケンちゃん「ごめん、本当、俺ちゃんとするから…」 早川「そう思うんだったら態度と行動で示しなよ。 ファミレスが嫌だったならどこに行くつもりだったの? その…

ニートのケンちゃん…その26

金のないニートだから気を使って、ファミレスという選択肢をあげてやったのに、 渋谷らしさを求めるケンちゃん。 あぁ… 彼、田舎モンだったわ…。 そりゃ渋谷来たら都会人ぶりたいわな…。 早川だって自腹でファミレスに行くくらいなら、適当な男呼び出して肉…

ニートのケンちゃん…その25

ケンちゃん「あっ…今日はハロワ休みだったから…。」 急にため息交じりで露骨にイライラしている早川に動揺していました。 いつまでも早川が優しいと思ってんなよ。 早川「そう…。 あのアパレルのバイト辞めてから、バイトも探してないの?」 ケンちゃん「…う…

ニートのケンちゃん…その24

借金返済中のケンちゃんがどんな様子なのか見てみたいという気まぐれを起こし、 時間を作り渋谷で会うことにしました。 その前には別の男性といたせりつくせりのデートを堪能していたので、 そこから底辺の若者日本代表のようなケンちゃんと会うというのはな…

ニートのケンちゃん…その23

借金取り立てデート(もはやそれはデート言えるのか?)から、その後。 会いたいけど、会えない という、女子中高生のカリスマと呼ばれがちなアーティストの曲のようにのらりくらりと会うことを伸ばしておき、 「このままでは早川がどっかいっちゃう…!!」 …

ニートのケンちゃん…その22

その後は、映画とか見ました。 が、早川はうたた寝をしてしまいました。 ハッと思い目覚めると、ケンちゃんは横になってガチ寝していました。 うん、これも想定してた。 ニートって活動時間が夜になりがち。 それに早川も一緒にニートしてた時に、 夜型人間…

ニートのケンちゃん…その21

悪びれる様子もなく、 「安い電動歯ブラシだけど、いいよ。」 と言ったのに無性に腹が立ちました。 「安い」って、 今のお前では一日でも稼ぎだせない金額じゃん。 早川「え、ねぇ、それのお金ってどこから出したの?」 ケンちゃん「え…」 早川「仕送り?」 …

ニートのケンちゃん…その20

ケンちゃんがキッチンで作業しているのを音で確認しながら、 早川が探り当てたものとは。 ケンちゃんが以前使用していたスマホ。 今でもアップデートすると予期せぬ不具合が起こりがちなスマホですが、 以前はもっと安定していなかったので、 ケンちゃんは前…

ニートのケンちゃん…その19

あぁ面白い。 ケンちゃんはまだ早川との希望を持っている感じですが、 それをつなぎ留めているのは2万円だという事を知らない。 ケンちゃんち行く日になりました。 目的は、 借金返済のめどが立たなかった場合の、 連絡先徴収~~ (ドラえもん風) 久しぶ…

ニートのケンちゃん…その18

早川「なんだよってこっちのセリフだよ…(ww) 就活って大変だって分かってるから邪魔しないようにしてたのに、 そんな物言いされるとか…(www) 私だって、新しい職場で不安な事とかあるのに頼らないで頑張ってるのに…(www)」 ケンちゃん「……ごめ…

ニートのケンちゃん…その17

早川「…え? なに…いきなりwぶちぎれてんの?なんで?ww」 決して煽っているわけではないです。 不慮の事態に弱いだけです。 言わずもがな緊張すると笑っちゃうタイプです。 結婚式は「笑ってはいけないチャペル」かと思って挑んだよ…。 ケンちゃん「就職…

ニートのケンちゃん…その16

早川も仕事を辞めるたびに、 「私の人生このままで大丈夫なのか…? この年で経歴ボロボロとか… 次こそ働き口見つからないかも…。」 と精神がえぐられていたので、ケンちゃんの気持ちが分かります。 それでも反省せずにすぐに仕事辞めるから生粋のクズです、…

ニートのケンちゃん…その15

ケンちゃんとは付き合ってから、毎日連絡を欠かしたことがありませんでした。 連絡というより、とりあえず何かしらメッセージが届いていて返事を返す感じ。 しかし、とある日。 毎日連絡していたのにも関わらず、 2日間連絡してない ということに気が付きま…

ニートのケンちゃん…その14

一人の男の人生がぐちゃぐちゃになってゆく様を見届けたい、 というスタンスでいるつもりではありましたが。 心のどこかでは、 「この人、私がいなくなったらどうなってしまうんだろう?」 みたいな気持ちもあったかと思います。 だって、早川の分身のような…

ニートのケンちゃん…その13

ケンちゃんの人生をダメな方向へと進める一歩を押した早川。 いやいやしかし。 可愛い彼女の為にも頑張ろう!ってならないところに、クズ人間としての素質を感じます。 (どこまでも自分の責任は負わないタイプ。) その日、出勤時間から「心配してます」と…

ニートのケンちゃん…その12

一緒にニートを楽しんでいた年下の彼女が出し抜き、就職。 そんな時、男はどうなるのか。 ケンちゃん「俺もとりあえずバイトでもやろうかな…。」 人がフリーターになるお手本のようなルートです。 新卒で就職、数か月で退社 ↓ ニート ↓ やりたかった仕事に就…

ニートのケンちゃん…その11

「やりたいこと」 ドンピシャのお仕事に就ける人というのは、この世にどのくらいいるか。 ケンちゃんはそれは嬉しそうにそういうことを語っていました。 夢破れた男が故郷に帰るまでを見送るつもりだった早川。 なんだか拍子抜けしてしまいましたが、 喜ばし…

ニートのケンちゃん…その10

早川の想像ルート。 就活実らず。 早川がいい頃合いで就職。 打ちひしがれて腐る。 東京の夢から覚め故郷へ帰る。 うんうん、いいね。 メジャーデビュー秒読みみたいなバンドが歌いそうな内容だね。 タイトルは「東京」だね。 ちなみに銀杏BOYZの「東京」は…

ニートのケンちゃん…その9

ニートのケンちゃん&早川の一日を覗いてみましょう。 昼過ぎに早川がケンちゃんちに向かう 乗り換え駅のデパ地下にてお弁当購入 ケンちゃんち到着 ワイドショーやニュースを見ながらお弁当を食べる 夕方過ぎに小腹が減り出すので散歩がてら少し遠いスーパー…

ニートのケンちゃん…その8

それじゃ行くぜ!! ニートのケンちゃんの口癖! 「やりがいのある仕事をしたい」 「人の役に立つ仕事がしたい」 入社してすぐに辞める奴に、 やりがいのある仕事なんか任せられっかよ。 という発想が全くないのが実に興味深い。 そうか、早川も色んな職場を…

ニートのケンちゃん…その7

付き合ってしばらくすると、 ケンちゃんは会社を辞めました。 というか、辞めるって選択肢があったから早川に思いを告げたところもあったようです。 えぇ、前回記事は交際を始めたというところで終わったと思ったら、 どうよこの展開の速さ。 早川はね、俄然…

ニートのケンちゃん…その6

早川は美人であるが故に、職を転々とする人生でした。 ※参考記事↓ 職を転々と「する」というか、 「できちゃう」の方が正しいか。 美人なので、そこそこいいところにあっさりと転職できちゃうから、すぐに退職という選択ができるのです。 ロクでもない学歴で…

ニートのケンちゃん…その5

見開き一ページ目、右側だけのノートには何も書かれていませんでした。 一枚めくります。 「突然変な形でこのノートを渡してしまい、すみません。」 から始まり、書かれていたことは… ・新卒で今の会社に入社した ・大学は美術系を専攻していた ・毎日覚える…

ニートのケンちゃんの話…その4

ノートは高校を卒業以来に見た、コクヨのキャンパスノートでした。 言葉に出さず敢えて付箋にメッセージを残したということは、 早川に何かをあげた、というシチュエーションが周りにバレない為の配慮だと咄嗟に判断し、 「あ、はい、どうも。」 と、普通に…

ニートのケンちゃんの話…その3

早川の働いていたところはオフィスビルのワンフロアで、 窓口はオフィスに入った目の前にありました。 ある日のこと。 お昼休みから戻って、再び窓口業務の再開をすると、 入口のすりガラスの向こう側にスーツ姿の人影が佇んでいました。 すりガラスの向こう…