この食事会で、
「実は…
A子と男1、
交際しました!!」
という発表を聞くことなぞ、勿論あるはずもなく。
ただ普通に飲み食いしました。
そこでサラリと、
男1が、
俺らの地元の岐阜ではさぁ~…
という切り口で話始めました。
岐 阜 ! ?
ぎぎぎ…
G I F U ! ?
さっき、愛知県の名古屋のはずれって言ったばっかりで、
それを信じていたもんだからびっくりなんてもんじゃない。
本当に早川が想像していた通り、
田舎出身の、
東京コンプレックスを抱える、
ミーハー
そのものじゃないですか…。
あまりにもさらりと言ったもんだから、
当の男1は何の異変も感じていないようで、
そのまま話続けていました。
そしてA子も、出身地の話題はどうでもよかったようで、聞き流していました。
異変に気が付いたのは、早川のみ…?
ふんふん、と男1の話題を熱心に聞いているフリをしながら、
ちらっ…
と男2、を見ると、
先ほどのように、半笑いでグラスを弄っておりました。
明らかに動揺している…
かわいそうに…
ここは気の毒だから、
「えぇ!?
岐阜ってなに??」
とは言わないでおこう…。
と思いました。
というかね、
男1も先ほどの愛知出身という咄嗟の偽りの転換は物凄く自然にできたのにねぇ…。
しかし男2は出身地を偽るほどに、都会人への憧れが強かったんだねぇ…。
根っからの都会人の早川からしたら未知との遭遇に近い出会いでした。
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