容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

ニートのケンちゃん…その16




早川も仕事を辞めるたびに、
「私の人生このままで大丈夫なのか…?
この年で経歴ボロボロとか…
次こそ働き口見つからないかも…。」

と精神がえぐられていたので、ケンちゃんの気持ちが分かります。
それでも反省せずにすぐに仕事辞めるから生粋のクズです、分かります。



早川の場合は両親が会社をやっていていつでもそこで働ける、
ということと、
実家住まいで孤独と対峙することがなかったのが精神を保てる絶対的安心感でした。



それがなければ、今頃どうなっていたか分からないけれど、
多分ケンちゃんみたいにメンヘラ風味からの、
依存できる誰かに寄生していたかもなぁと思います。






メッセージのやりとりに戻ります。
早川:思ったけど、毎日連絡するのは就活の邪魔になっちゃうんじゃないかなって…



ケンちゃん:寂しいよ。



早川:ごめん、集中してるのかと思ったよ
頑張ってるんだろうなって



ケンちゃん:たまにはそっちから連絡ください。



め… めんどくせぇぇーー!!



早川:はい、分かったよ。
私は新しい職場でなかなか忙しく毎日過ごしてるよ。
就活はどうなの?



メンタルえぐれることをあえて言う鬼畜。



ケンちゃん:頑張ってるよ。
ゾンビとの将来を考えて、地域もそっちまで広げたり。



そうか。 ケンちゃんは早川と将来末永いお付き合いを考えてるのか。
それを真面目に考えられる男は、バイトを2日でバックレたりはしない。



早川:そうなんだ…



電話がかかってきました。



ケンちゃん「それだけ?
嬉しいとか、そういうのないの??」



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