ケンちゃん「あっ…今日はハロワ休みだったから…。」
急にため息交じりで露骨にイライラしている早川に動揺していました。
いつまでも早川が優しいと思ってんなよ。
早川「そう…。
あのアパレルのバイト辞めてから、バイトも探してないの?」
ケンちゃん「…うん。
バイト始めちゃったら、正社員への転職の時間の確保が難しくなりそうで…。」
早川「…でも今日みたいにハロワが休みな時とか、時間はあるわけじゃん?
普通に外歩いてると、土日祝歓迎とかよく見るけどね。」
ケンちゃん「うん…そうだね…」
この感じでなんとなく、察しました。
ケンちゃん…バイトの採用もお断りされてるんじゃなかろうか…。
バイトにもなれないなんて恥ずかしくて言えない…みたいな感じを受けました。
ケンちゃん「…あ、でも…ネットで申し込みしたところから返事があって、来週は1つ面接があるよ。」
早川「そう…頑張ってね…。」
ココアを啜りながら、目も見ずにあしらいました。
以前の早川だったら、
「ええぇぇぇ〜〜〜!!!!
すっごぉぉお〜〜いじゃん〜!!!
さすがぁ〜!
いい会社に入社できるポテンシャルがある人はどこにでも行けるんだねぇ〜〜!!
やっぱりケンちゃんすごぉぉい!!」
位に言ったことでしょう。
もうこの冷たさにケンちゃんは諦めのようなものを抱いたかと思いました。
早川「で、今日ごはんどうする?
ファミレスでも行く?」
ケンちゃん「えーファミレス…
せっかく渋谷に来たから、ちょっと違うところがいいかな…」
…
ブッチン!
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