容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

ニートのケンちゃん…その13




ケンちゃんの人生をダメな方向へと進める一歩を押した早川。
いやいやしかし。
可愛い彼女の為にも頑張ろう!ってならないところに、クズ人間としての素質を感じます。
(どこまでも自分の責任は負わないタイプ。)



その日、出勤時間から「心配してます」という店長からのメールが来ていたらしいのですが、
夜、ケンちゃんがスマホを見ながら、
「うっわ…最悪……。」
と呟いていました。



最後のメールは、
「連絡もなく、事件や事故に巻き込まれてしまったのではないかととても心配しております。
履歴書に書かれていた緊急連絡先であるお父様の携帯にも連絡をしました。」
とのこと。



なるほど、こりゃ最悪だわ。
しかしその後これに関する続報はなかった為、
接触なく終了したものと思われます。
しかしたかがバイト一人にもそんなに手間かけるもんなんだなぁという印象を受けました。
募集や採用にもコストがかかっているのは分かりますが。






その後、早川は普通に働きだしました。
2人揃ってニートだった時は月の半分はケンちゃんの家にいましたが、
それが週に一度程度になりました。
休みの前日、仕事終わりにそのままケンちゃんちに行ってお泊りデート。



早川としては。
一緒にいる時間が少なくなる
→その分孤独な時間が増える
→何かをやるしかない
→就活
となるかなぁ~と予想しておりました。
で、就活は上手くいかず故郷へ帰ると。
…どんだけケンちゃんを帰らせたいんだよ。



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