容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

最後の元カレの話…その6(実家で知らされたこと)




しばらくしたら彼と結婚するんだ~☆
とのんびりと生活していた早川。



その雲行きが怪しくなる日が訪れます。



その日は1日デートをし、
早川と別れた後、彼は実家に帰る予定でした。



早川が帰宅し、寝ようしたところに彼から電話。
実家にいるのにおやすみコールなんて寂しがりかよ~
と思いながら電話に出ると、
ものっすごい暗い声で、
一瞬で何かがあったことは察しました。



早川「もしもし?」



「もしもし…。」



早川「…どした??実家で何かあった??」



「うん…。」



早川「…大丈夫?」



「…母がまた癌になってたって。」



早川「…。」



「また入院するんだって。
俺、転職したばっかだから心配かけさせないように、
今まで黙ってたんだって…。」



暗い声に徐々に涙声が混じっていきました。



早川「そう…。」



なんと声をかけたらいいのか分かりませんでした。



「以前、癌だった時も治ったんでしょう?
それだったら、今回もきっと大丈夫だよ。」

と、言うのが精いっぱいで、
その後は今後のお母さんの予定について話を聞き、
通話終了。






振り返れば、その予兆はありました。



元々、彼のお母さんの家系が癌家系というのは聞いていました。
そして、お母さん自身、数年前に内蔵に癌が見つかり治療をしていたこと。



少し遠くに住んでいる彼の両親が、
こちらに遊びに来る予定だったある日、
当日、来たのはお父さんのみで、
「(母)は、ちょっと調子が良くなくって…。
長距離の移動はきつそうだから、やめておくって…。」
という出来事があったり。



何度か食事をした際は、
こう言ってはなんですが、元癌患者という印象が全くない人でした。



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