容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

最後の元カレの話…その8




彼のことはとても好きでした。
彼の思ったことには素直に賛同していました。
だから、
「お母さんが生きている内に思い出作りをたくさんしたい!」
というのも聞き入れることにしました。
…というか聞き入れざるを得ないですよね。



しかし、不安はぬぐい切れません。



前回も書きましたが、
早川はどの位待ち続けていればいいのだろう?

お母さんが亡くなっても、そのショックですぐに結婚とはならないだろうな…

自分の両親に彼とは結婚前提に付き合っていることを伝えていたので、
会うのが減ったり、なかなか結婚話が前に進まないのに、
不信感を抱かれないかな…など。






そう考えると沸々と、
黒い感情
が沸いてきました。



好きだったら、何年でも待てるなんて綺麗事。
死に行く人の為に、
子どもを育てたいと考えている人がなぜ待たなければならないのか。



当然、そんなこと本人には言えるはずもなく。
彼は月の休みの半分程度を実家で過ごすようになりました。
距離が距離ですので、休みの前日の仕事終わりにそのまま実家へ帰り泊まっていました。
あとの残りの半分の休みは、早川とデート。



結婚するつもりでぬるく仕事をしていた早川なので、時間だけはたっぷりあり、
不安から来る黒い感情はどんどん大きくなっていきました。
このまま何年この気持ちを持ちながら彼との結婚を待つのか。
万が一、その間うまくいかないことがあった場合、
早川のダメージの方が格段に上です。



結婚できず、
ロクな仕事も持っておらず、
20代という女にとって大切な時期を無駄に過ごした状態で、
世に放り出される。



という形になるのですから。



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