容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

すごいのはお前じゃない…その18




A子「今の店のシステムだとめちゃくちゃ効率悪いっすね…。」



早川「うん…。
でも完全に自由な形にしてるとあぶれる奴出てくるからしょうがないのかもね…。」



…最初に行った店で、
結構張り切ったであろう恰好をしたのにも関わらず、
誰からも相手されずに無言でフードを貪っていた女性2人組を思い出しました。



いつでも、どこでも、
選ばれない者への救済処置というのは選ばれる側の人間からしたら圧倒的な不利益です。



早川「バーっぽいとこ行こう。
居酒屋っぽい作りのとこだと合コン形式になりやすそう。」



そういうわけで、近くにあった、
「スポーツ観戦で盛り上がる店です!」
みたいなアピールポイントを書いていた店に行くことにしました。



予想通り…
いやそれ以上か、
路面店で、ガラス張りだったので多くの男女がひしめき合っているのが外からでも分かりました。






週末のHUBのような賑わいを見せていた店に乗り込みました。



すると店員よりも前に、街コン参加者が声を掛けてきました。
「何飲む??」



A子「コーラ」



早川「なんか果物系のジュース」



「ソフトドリンク!?」



早川「だって未成年だもん。」



「そうなんだ~…
いいじゃん、マリブコークとか美味しいよ?
甘いカクテルもジュースみたいなもんだし。」



早川「あー、自分で注文するんでいいです。
いこいこ。」



と、A子を引っ張り中に潜入。
ソフトドリンクって言ってるのに、酒勧める奴に注文任せらんねぇよ。



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