容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

すごいのはお前じゃない…その10




店員が、どこの店に移動してもいいですよ~
という内容のアナウンスをするよりも前に、
A子と早川はビルのエレベーター乗りました。



エレベーターの扉が閉まる直前にそんなアナウンスが聞こえてきたので、
早川達が時間ぴったりに行動したのを見て、
あわててマイクを取ったと言ってもいいでしょう。



A子「早川さん、このエリアだめだ、死んでる。
ちょっと歩くけど、賑わってる方に行きましょう。
人数多い方が、面白いこと起きそうだし。」



A子…
あんた、もはやプロってるよ…。
早川のこと見捨てるんじゃねぇかなってくらい、
面白いことが起きそうな方に突き進むそのスタイル…






協力している店の多いエリアに移動することにしました。
時間がもったいないので、さくさく行こうとしたのですが…
運悪く赤信号が長いことで有名な交差点で足止め。



すると、



「あの~…街コン参加者ですよね…?」



男は手首のリストバンドを指さして言いました。



お…
結構…カッコいいかも?
身長高い。



早川「そうです~」



「店、移動するの?」



A子「うん、だってこの辺2つしか行ける店ないんだもん。
お兄さん達、どっちの店行ってたの?」



「お洒落カフェっぽいとこだったよ、2人は?」



A子「バーみたいなとこだった。
しょうもないフライドポテトとかたこ焼きとかが放置されてた。」



早川「街コンって、店の宣伝にもなるから食べ物もいい感じなのかと思ってたから…
なんかびっくりしたよね…w」



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