ちなみにこの時、早川はまだスネ夫の顔面は見ていません。
椅子に座る時に後ろ姿…後頭部しか見てない。
チラチラと見られてる時に早川も見返したら、
「チラ見してるのバレてるよ」って言うようなものかな、と。
チラ見が「ガン見」に変わると更に見にくくなってしまいました。
居心地の悪さを感じながら、パーティー受付開始時間ぴったりに来ていることを後悔し始めた頃。
ようやくパーティースタートの合図がかかりました。
司会「それでは、お隣の方とお話しください!」
早川「…ど…どーもォ」
スネ夫「…こんちは。」
…
すっと、プロフィールカードを差し出されました。
感じ悪ィな、おい。
人の顔散々見倒しておいて、その態度はねぇだろコラ。
…と、喉まで出かかりましたが、こちらも無言でプロフィールカードを差し出しました。
早川のカードを受け取る際も、物凄い凝視してるな…と思っていると、
カードを見るよりも前にスネ夫が口を開きました。
スネ夫「すみません…きれいすぎてなんか緊張しちゃって…
さっきまでも話しかけたかったんですけど、なんて声かけていいか分からなくて…。」
早川「あ…そうだったんですね…
いやすごく見られてる感じはしたんですけど…
顔になんかついてるのかと思って逆にドキドキしちゃいましたw」
スネ夫「そうですよね、すみません、不躾にじろじろ見ちゃって…。」
こんなやり取りをしながら、スネ夫が早川の顔面に見とれている間に、
ちゃっかりと年収の欄をチェック。
条件によって態度を変えるのは当然だからね。
33歳、年収850万円…。
「じろじろ見られて不快だったわぁ~…。」
という態度よりも、
「綺麗すぎて、なんて言ってもらえて嬉しい☆」
って路線で行きましょう。そうしましょう。
2つのブログランキングに参加中です。
押していただけるととても嬉しいです。