容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

40過ぎの男…その30




「急に無口になったりするのは運転に集中してるからですか?」



この問いを、
穏やかに…
文字にすると、ほわわ~んって感じに聞くのと、
機械的に…
ダークサイドに堕ちたペッパーのように聞くのとじゃ全然印象が違いますね。
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たまに全然話聞いてくれないやる気ないペッパーいるけど、ペッパーとして生まれてきたならちゃんとしろよって思う。



もちろん冒頭の問いは、後者の問い方でした。
ダークサイド早川。



40男「え…」



しばらくの沈黙。



40男「あっ、ごめん、いやちょっと…。」



沈黙。



早川から何かを突き詰めるのはやめました。
あぁ、多分40男からしたら早川はなし判定だったのだな、と。
本人に言うのは野暮だから、沈黙で濁したんだろうな、と。






東京に着くころにはすっかり夜になりました。



40男「ごはん…どうする?」



即答で、
早川「結構です。」



40男「…はい。
それならちょっと寄りたいところあるんだけど…いい?」



え…
この最悪な空気感をまとったまま、寄りたいところって…なに?
瞬時に思いついたことは以下の通り。



サプライズでなにかするつもりなんじゃ…
そのサプライズがあったから今日一日緊張して無口になってた…?



え…
もしかして…
今日プロポーズされる…?



相変わらず態度は変えず、スンっとしながら…
早川「あまり遅くならない程度なら。」



車は都内某お洒落タウンへと進んでいきます。



これは…



これは…!



何かが起こりそうだぜ…。



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