教師と歩いていて、
「先生!」
と声をかけられた瞬間。
シンプルに「ひぇ」って思ったね。
そのあとは、
生徒か…!?生徒…なのか…!?
ってサバイバル映画で生存者探すみたいになってたね。
生徒とは限らないし、早川には分かりはしないくせに声の主を探してキョロキョロしたよね。
教師「おー!」
と、声の主と共に邪魔にならないところに移動しました。
声の主は…生徒でした。
そうだよねぇ。
同僚だったら苗字で呼ぶわなぁ…。
声を掛けたのは、教師の勤める学校に通う女子生徒で、母親と買い物に来ている感じでした。
母親「いつもお世話になってますぅ〜」
生徒「…お買い物?」
教師「いや、美術館行ってきたー」
そんな当たり障りのない会話の間、早川は教師の後ろに佇んでいたのですが、
親娘がちらちらと見てくるのでいたたまれませんでした。
…うん、そりゃ先生がやたらキラキラした女と一緒にいたら気になるわなぁ。
多分、明日から学校はこの話題で持ちきりだな…。
親娘と別れました。
一年の時に授業を担当した生徒とのこと。
そうかぁ〜
と、受け流しておりましたが…
…しばらく歩いていて、
ふと。
「…!!
さっき手ぇ繋いでなくてよかったぁぁあ!!
あっぶないところだったぁぁぁ!!」
いつどんな時に誰と会うか分からない、って本気で思った。
婚活で並行している相手に見られる可能性もなきにしもあらずーー…
デートとなると行くところも重なることが多いでしょうし、本当に世間って狭いからね。
それを再確認した出来事でした。
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