なぁ…
今度の試合…
見に来てくれねぇか…？
…お前の為に、シュート決めるから。
こんな甘酸っぺぇセリフ言われたかったぜぇ～。
なんて青春コンプレックスをこじらせた２０過ぎの女にまさかのお誘い。
「部活、見に来ませんか？」
……えっ…！
…うっうん……
い…
…
行かねぇよ…！？
コンプレックス刺激されて、レモネード作って行っちゃうところだったわ。
もしくは手作りのお守り。
危うくビーマイベイビーだぜぇ…。
(…COMPLEXの曲か確信持てなくてググったチキン野郎。
みんな、クリスマスだけどチキン食べてる？)
早川「え…ちょっとｗ
こないだの話、覚えてます？
知り合いに会わせようとするの嫌って言いましたよね？」
教師「あ…うん…。
でも俺がちゃんと働いてるとことか、
どういうことやっているかって部活見に来てもらうのが一番早いと思ったんだけど…だめかな。」
早川「えーっと…
ちゃんと働いてらっしゃるのはジャージで現れた時に確信しましたし、大丈夫ですよ。
…え、ねぇ生徒とかになんて説明するつもりなんですか？」
教師「…え、花嫁さん…候補？www」
言ってて恥ずかしくなったのかヘラっと笑っています。
…え、ごめん、
ぜんっぜん面白くねぇわ…。
早川「…百歩譲って婚約者とかならまだわかりますけど、友人知人に会うのは嫌だって言ったの全く伝わってなかったんですね…。」
ガレットだかクレープだか、
これ夕食としてカウントされんの？というようなお洒落料理が運ばれてきました。
多分、ガレットだかクレープだかも、
「えっ俺たちこんな気まずい空気のテーブル彩るんスか？」って思ってたと思う。
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