早川「え…いつまでって…」
思わず口ごもります。
お母さんが亡くなって、
結婚出来るようになるまでだよ!!
って言い捨てられたらどれだけスカッとすることでしょうか。
彼「俺は今までゾンビと結婚するつもりで色々やってきたから、急にそんなこと…
しばらく連絡やめるって、自然消滅するのは目に見えてるし、期間を決めて欲しいよ。」
早川「…じゃ一年後は?」
お母さんの余命を過ぎた期間。
我ながら鬼。
彼「待ってよ…一年後なんて長過ぎる。」
おいコラ、
一年待てって言ったのはそっちが先だろ?
連絡を取らない一年と、
結婚できない一年、
同じ一年の価値が、どう違うって言うのでしょう。
彼は条件的に、一年後でも全く問題なく女性とお付き合い出来るでしょう。
しかし早川は、
早急に専業主婦になりたい。
出来ることならお金持ちと。
という気持ちがあり、同じ一年に対する意識の違いがはっきりとしました。
彼と結婚したら、
子どもを産みたいだとか、
家を買いたいとか、
そういう大切なことも、彼のタイミングまで待たなければなるのかと思うと…
この男と付き合っててもしょーがねぇや。
と、一気に冷え込みました。
早川「長過ぎるって…
そもそも余命一年で、それまで家族と思い出作りしたいって言ったのはそっちだよね?
私はその間、何にもしないで黙って年取ってけって言うの?
なるべく若いうちに挙式したいとか、そういう私の考えを全然考えてくれてないよね。」
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