容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

最後の元カレの話…その12(イライラからの)




遠回し。
えぇ、もう皆様のご想像通り、
察しのいい男性でもないので通じるわけもなく。



「ありがとう…。
ゾンビに待っててもらって申し訳ないな、って思うよ…。」



少しだけ。心がちくっとしました…
が。
申し訳ないと思いながら、
早川のことを置いてけぼりにして家族との思い出作りを優先してる事実は変わらないわけで。
ちくっとが、イラっとに変わります。
でもじきに亡くなる母を持つ人に、強く言えるはずもなく。



早川「そう思ってくれてるのもありがたいけど…。
こうやって電話してる時間も、お母さんといてあげた方がいいんじゃないかなって思うよ。
本当、疲れてるだろうし、私のことが重荷になってて欲しくないって思う。
…だから、しばらくは、連絡するのやめた方があなたにとっていい気がしてる。」





「そんなことないよ、全然重荷になんて感じたことないし、
むしろゾンビと連絡したり電話するのがほっとできる時間だったりする。」



なんで放っておかれて、
癒しまで提供し続けなければならんのよ。
ファービーかアイボでも飼ってろよ。
察しが悪すぎてイライラが募ります。



早川「う…ごめん…。
なんか直接言うのはきつい気がしたからオブラートに包みまくっちゃったんだけど…
しばらく連絡とりたくない…って気持ちになってきちゃったんだよね。
私の方が。
だから、もう…。」



「え、ちょっと待ってよ、しばらくっていつまで?」



しばらく…
お母さんが亡くなるまで??
でも亡くなってからメンタル復活するまでも時間かかりそうだし、
その間支えるのも違くね?
放っておいて都合いい時だけ癒されたいとか虫が良すぎやしませんか。



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