容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

メルカリで糞爺の仏壇を売った話をしようと思う。




このシリーズにも登場しました。
早川の父方の祖父である、糞爺の遺品の仏壇です。



同じように「仏壇売ろうかな」と考えてる人の参考になるところもあるかと思ったので書きます。
半分そういう話と、
半分糞爺の愚痴です。
死体蹴りが激しい。
※書き終えて、余りにも糞爺への恨みつらみが多過ぎたから別記事にまとめました。
「神を信仰しても現世で愛されなかった哀れな糞爺」
という子どもからお年寄りまで楽しめる現代ファンタジーとして、
いつかアップしたいと思っております。




あ、早川は↑こういう人間なので、
なにかを信仰するような気持ちは、
1ミリもございません。
なので、
素人が特殊な大型家具を売った話。
位に読んでいただけたら幸いです。



糞爺の仏壇は浄土真宗の一派の物でした。
仏具屋さんで買った時のお値段は、
200万弱の物で、
仏壇、その他の仏具フルセット。



サイズは、
高さ 約140cm
幅  約65cm
歴代彼氏からの高価なプレゼントと、
夏の思い出を詰め込める位の大きさ。
って言えば分かりやすいかな?



まず、結果として。
出品してから約一年後売れました。
30万円で。

メルカリは手数料が引かれるので、
売り上げは27万円です。







糞爺が死んで四十九日法要を済ませた早川家御一行。
まず四十九日間も仏壇を取っておいてやったところ自体評価していただきたい。
仏はどちらだと。



とりあえず、各サイズ計測して…



\みんなの救世主/
メルカリにどーーん




処分できればいくらでもいいと思っていましたので、
「値段交渉も可能ですのでお気軽にお問い合わせください。」
という一文を書き、
ひとまず50万円で出品しました。



家族とは、
ま〜売れなかったら普通に処分するしかないね〜
いつまでに売れなかったら捨てる〜?
って話をしておりました。



Cool Japanをはき違えてる日本人びいきの外国人に、
小物入れとしてあげるのはどうだという意見も出ました。



健気な早川は売れる日を夢見て、
一年間ひたすら待ち続けたー…
わけもなく。
早川家の全員が見て見ぬ振りして生活してました。
だって糞重いんだもん。
捨てるのだって一苦労なシロモノ。
それに、初めから仏壇収納スペースみたいのがある和室に置いていたので、
特に邪魔だとかそういうこともなかったので。



当時、大型メルカリ便というシステムが導入され、
テレビでCMやってるのをよく目にしていました。




↑これを見て、
全部お任せでやってくれるんだろうと気軽に出品。



そしたらね、
超衝撃!
宅配便業者では
仏具の配送ってやってない

んですって。
「メルカリ便では仏具は送れませんよ。」
みたいなコメントをいただき発覚。



仏具は一般的に、
引越し業者に依頼して搬送
するものらしいです。



そうなってくると
・早川
・引越し業者
・買取主
の三者の予定が合わないことには、
発送することができません。



なので、
「発送は引越し業者を利用する予定です。
お互いと業者の予定を合わせ、日程を決めてからの発送となります。」
の一文を加えました。



出品してから一年後。
すっかり仏壇のことなど忘れて生活していた頃に、
「お値引きはどの程度までできますか?」
とのコメントが届きました。



そして同じ方から、
「自分で引き取りに行ってもいいですか?」
と、神のような言葉をいただきました。



まさに、
捨てる神あれば拾う神あり。



手間暇かけて送料も負担して高い値段で売るよりも、
買ってくれる人の言い値で取りに来てもらった方が何倍も楽です。



こうして30万円にて購入していただき、
後日取りに来てもらうことに。







しかし、一抹の不安が…
知らん人が家に来るという恐怖。



拾う神…そう、先程「神」と言ったのにも関わらず、である。
その時の早川家に住んでいるイカしたメンバーといえば、
両親と早川
という、屈強な男であれば一人で根絶やしにできそうな弱小ラインナップです。
相手は2人で取りに伺います、とのこと。



この時点では全く悪い人でなかったとしても、
そこそこ良い立地の大きな戸建ての早川家を見て、
黒い感情が湧いてきてしまう可能性と、
美人の早川の住所を知られるというのは結構リスクがある。



考えまくった結果、
当日は姉夫婦を召喚。
若い男性がいるというのはなかなか安心できるものですね。
問題の早川は、
ちょんまげヘアー

マスク・ゴーグル
にて対応しました。



玉ねぎみじん切りしててぇ~
こんな格好でごめんなぁ~い



って、押し切った。
常軌を逸したソプラノヴォイスで。



なんかこういう変装?してて、
主に泣いてます(1) (モーニングコミックス) 主に泣いてます(1) (モーニングコミックス) / 東村アキコさん
これの泉さんを思い出した。
いづれ、この漫画については熱く語りたいと思っています。



来客中にも関わらずゴーグルを外さない女をやばいと思ったのか、
やってきた男性2人はまともに早川のことを見ることなく、
スマートに搬送してゆき、
無事に仏壇の処分+臨時収入を手に入れましたとさ。
それで姉夫婦と高い焼肉屋で一番高い肉食べました。



余談ですが。
父が、試しに少しだけ仏壇を移動してみると、
隙間から2万円を見つけたそうです。
こういう訳わかんないところにしまって、
日の目を見ない現金が世の中にいくらあるのだろう。



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