容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

ビル持ちの男…その9




そしてこの帰りがけ、
なぜ今回のお見合い場所が普段のエリアとは違う場所で開催されたのかが発覚します。
もう大体分かりますよね…。



ホテルを後にし、
最寄り駅に向かっていると、



あれ…あれれ…



早川がホテルに向かってきた道とは違う方向へ。
Googleマップを利用して、最短距離で来れる道で来たのですが。
早川「えっと…
私、こっちの道から来たんですけど…。」



ビル男「え?あ…うん。
こっちから行っても出入口あるからw」



Oh…
早川は最短距離・最速で別れたいのに…。







大通りから少し外れた道をとぼとぼ歩いていると、
ビル男が口を開きました。
ビル男「あ…。あの。」



早川「はい?」



ビル男「このビル。
僕が持ってるんです。」
すぐ横のビルを指さして言いました。



驚くとか、
感心するとか、
それ以前に、本音がポロリ。



早川「あー!だから今日ここでお見合いだったんですか!?w」



あ、やべっ。
と思った時には時すでに遅し。
ビル男は少し苦笑いしていました。



後にも引けず、
なんとなく早川から何か切り出さなきゃダメな空気になり。



早川「いや~なんかいつもと違うところだな~
珍しいな~って思ってたんですよねw
なるほどぉ~」



とっさに傷に塩を塗り込む早川。
二度目の「あ、やべっ。」に、
顔を見ることができなくなり、
ビル男の所持していると主張するビルを見ました。
ビルは、所謂雑居ビルでした。
キャッチに引っかかったらこういうところに連れてかれるんだろうな、
って雰囲気の漂う鏡っぽいシルバーな感じのビル。



ビル男「伝えておきたいなと思ったので…。
相談所のプロフィールに書いた年収に加えて、
ここの家賃収入があります。」


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