徐々に電話越しの声が潤んで、
ティッシュを引き抜き鼻をかむ音がして、
それを聞いている早川も泣けてきました。
早川「…まぁしょうがないよね。
なんかね、結婚相談所はプロフィールに国籍の欄があるところがあるんだよw
私みたいのにぴったりだねぇ~w」
わざとらしく明るく、でも涙声で言いました。
金井「本当に結婚相談所入るの?他の人と会うの?」
早川「次の週末、入会説明会の予約した。」
金井「…そうだよね、俺の両親になんか会わないよね…。」
そう、次の週末に金井の両親に会いに行く予定でした。
早川「当たり前じゃん…。
私絶対に、お金持ちの
日 本 人
と結婚するからね。」
こんなやりとりは結婚相談所に入会した後も続いていました。
こうして繋がっている限り、余計に離れられなくなる…とは分かっているのですが、
いつかは金井よりももっと素敵な男性を好きになって、この関係も終わると信じることにしました。
早川は自分の両親に、
金井の両親がOKと言ってくれたらそのまま入籍する♪
とルンルンで報告していたので、
金井との事の顛末を話さなければなりませんでした。
これもまた、話を聞いただけの人ではなく、
一度正式にきちんと顔を合わせて食事をした相手で、
両親も金井のことを気に入っている感じが見て取れたので、
本当になさけなく、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
大泣きしながら、
なさけない娘で本当にごめんなさい。
と言ったのを覚えています。
金井は自分の両親に嫁候補の人を紹介する予定だったのに、
直前に来なくなったことを、どう説明したのかは不明でしたが…。
後に金井の母から電話がかかってくることとなります。
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