容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

騙されて慰謝料もらった話…その58(金井の暴走劇場)




既読はつけども、早川からなにも連絡が来なくなった金井。
金井から熱烈なラインを受け取れども返事は一切しない早川。



こんな奇妙な関係が長く続くはずもなく、
金井の精神の糸がぷっつんと切れたのかもしれないです。



ある日、会社から帰ってきて夕食を作っていると、
珍しく父から電話がありました。



早川:もしもし~?



:今、金井君から会社に電話があったんだけど…。



早川:!!!
え…なんで…??(すっとぼけ)
…なんて言ってた??



:もう一度、ゾンビと付き合いたいって。






早川:お…おう。



:とりあえず、夕食のとき話す。
今日は早く帰るよ。



心臓がばっくばくでした。
金井が韓国人だと発覚したのを両親に泣いて報告したのに、
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なんでそんな嘘つきの男と連絡とり続けてたの!?
って問われたら、
「だって…好きだったから…。」
って両親に言うの糞恥ずかしいじゃないですか。
それに、ここまで馬鹿な娘だと知って失望するだろうな…という気持ちもありました。
両親と揃って、いつもより早く食卓を囲んでいると、
早速父が本題を切り出しました。



「さっきも言ったけど…
夕方ごろ会社に金井君から電話があったよ。
本当に申し訳ないことをしたって言ってて、
でもゾンビとどうしても結婚したいから、
もう一回チャンスをくださいって。」



早川「うん…。」



「馬鹿言ってんじゃないよ。」
昭和の女感のある言葉である。



「まぁ…
国籍を偽るのも、
別れてもわざわざ親に電話してくるほど結婚したかったんだろ。」



それを聞いて、
金井はいまだに早川といつでも連絡を取れる関係であることを、
父に言わなかったというのが分かり、ほっとしました。



「でもまぁ、もう連絡してこないでください、って言って切ったよ。」



ここで慰謝料の件を黙っているわけにもいかないと思い、
自分に決心をつけさせるため、
慰謝料を請求し、入金させたことを話しました。



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