容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

40過ぎの男…その20




案内されたのは、広くも狭くもないひっそりとした完全個室和の和室。
もしも縁側で、その先に鹿威しが見えていたらお見合いのセットに使えそうですが、
2階だったので窓の外には桜の木の枝が見えていました。



早川「わぁ…すごく素敵なお店ですね…
桜の花が満開の時に来てみたいなぁ…。」



40男「花とか本当に好きなんですね!
春になったら是非また来ましょう!」



花は好きです。
それ以上に花を慈しむ美人の早川自身が好きです。



そんなこと話してると、
調理服を着た店主が挨拶しにやってきました。
やっぱり、ちゃんとした人は自分が常連だとか上顧客だとかアピールしなくても店が周知してくれてるんだよね。
↑は自称店長と知り合いの男です。
こういうシチュエーション100回くらい経験してるわ。






料理はコースで、のんびりと対面でお話しできるお店を選んでくれたのが嬉しかったです。
普段の話も交えながら、結婚についての話も。



早川「…ところで。
下世話なお話してもよいでしょうか?」



40男「なんでも聞いてください。」



早川「あの…大変聞きずらいことではあるんですけど…
年収というのはあれは事実ですか?」



40男は「?」という顔をしました。



40男「というと?
一応収入の証明を出してプロフィールに掲載したんだけど…。」



文にするとブチ切れてるように見えますが、
実際は穏やかな感じです。



早川「メーカー勤務であの収入というのは少し現実的ではないかなぁと…。」



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