しょうもない男にも、ちゃんと対応する早川。
本当は耳やら鼻やらかっぽじりながら、
屁でもこかなきゃやってられませんが。
そんな姿を狙っている男に見られるのはよろしくないってのはさすがに分かる。
この場合の狙ってる男とは、醤油。
しかしまぁ遠巻きから見てちゃんとしてる姿に写ってればいいわけで。
しょうもない男達が一生懸命話しかけてるのに早川の脳みそは明後日の方向です。
早川、興味ない会話って自動的に耳聞こえなくなるんだよね。
退化してるんじゃなくって高性能なの！
フリータイム中、
３回ほど司会者が「話し相手変えろ」という旨のアナウンスをします。
そのアナウンスがあった瞬間、
まだまだ早川と話したそうなしょうもない男達に、
「あ…じゃあまた…」と言い残し、その場を少し離れ醤油の方を見ると、
ばっちり目が合いました。
首を少し傾け、
「話せる？」だか「大丈夫？」
みたいなニュアンスの言葉を吐いている口の動きを見て取れました。
その横からすかさず先ほどとは違う女性が醤油に向かって歩いていたので、
先に声をかけられてしまう…と思っていましたが、
それよりも先に醤油がこちらに向かってきました。
同じように、早川にも再びしょうもない男達がめげずに向かってきていたので、
そちらには一切目もくれず、微笑みながら醤油のことを見ていました。
お前らなんか出る幕ねぇよ、すっこんでろ
って、雰囲気を前面に押し出しました。
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