容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

女心の分かる男…その6




醤油「今日って、この後なにか予定あるんですか?」



早川「いえ、特にないですよ。
醤油さんは?」



醤油「じゃあ食事でもよかったら行きませんか?
早川さんと色々お話してみたいです。」



カップリングのシステムとかよく理解できてないのかな?
本当に初参加なのかもな~。



早川「いいんですか??
私もご飯しながらゆっくり話してみたいです!」



醤油の言葉をしょうもない男に言われたら、
「あ、行けたら行くわ。」
と十割十分行かないと分かっているタイプの言葉を返しますが。
顔面がいいだけでこの対応をされるのだから、 やはり容姿は良いに越したことはありません。






醤油「よかった…じゃあ終わったら待ち合わせしましょうか。」



早川「そうですね~このビルの入り口で待ってていただけますか?」



カップリングシステム云々を教えるのはめんどくさかったので、
こうしてパーティー終了後に落ち合うことにしました。



パーティーが終わり、男性が先に会場を出ます。
醤油は出入り口に一番近いブースにいた早川に「下で待ってるね」と声をかけて会場を後にしました。



その後、女性の退出のアナウンスがありスタッフから封筒を受け取りました。
中にはいつも通り、男性参加者全員の連絡先カードと、醤油とのカップリング成立を知らせる紙が入っていました。



一階のエレベーターホールに向かうと、そこには、
醤油が一人で佇んでいました。



早川「え…醤油さん一人…?」



醤油「うん…みんな普通に出ていきましたよ。」



いつもは数人カップリング成立した男性がいるのですが…
醤油という恐らく万人が「いいかも〜!」と思うような男性がいた為、醤油以外の男性は戦力外になってしまったんだろうなぁ。



ビルの外にはそんな戦力外の男2人が早川と醤油が隣り合いながら出てくる姿を確認し、
バツが悪そうにそそくさと去っていきました。 早川がカップリングしてなかった場合に追いかけようと思ったんだろうなぁ。



そういうストーカーじみたこと出来る奴と結婚できるわけねぇだろ。



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