そのプロフィールが慶應云々男のまさにそれ、といった感じで。
留学経験ありだの語学がなんだの色んな才能がある俺、
みたいなね。
うっとおしいったらありゃしない。
早川がこう感じるのには、無意識に学歴コンプレックスみたいのが働いてるからなのかもしれないな…。
と、ふと思いましたが。
そんな才能あふれて高貴な慶應人間様が、
電車を乗り継ぎ、長いこと早川の後を追ってきたというのが滑稽でした。
隣を歩く本人は、
そんなことを考えている早川の心を知ってか知らずか、
正直SEという職業は不本意、みたいなことを話していました。
ハワイ男「SEって食いっぱぐれないし、とりあえずなっておこうかなって。」
なんか妙に癪に障るので、
他人でマウンティングする新しいスタイルで返します。
早川「そうなんですね。〇〇(一部上場企業)とかだったら超エリートって感じですけどね~。
知り合い働いてますけど、忙しいけど稼ぎは良いって言ってましたし。」
ハワイ男「あ…あ~〇〇…ね…。」
早川「忙しいだけで上りが少ないんじゃ、
とりあえずの抑えで十分ですよね。」
遠回しの、
あんたの年収少ないよ宣言。
ハワイ男「…趣味の散歩って普段どういうとこ行くんですか?」
めげずにまだ質問をぶつけてきます。
早川「え…今…みたいな…。
目的なく、遠回りしてパン屋行ったり…ですね。」
あ、ひらめき。
早川「というか、無難を装って散歩って書いてるだけなんですけどね。
本当はスプラッタホラーとか胸糞悪い映画鑑賞が趣味です。」
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