容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

ビル持ちの男…その7




ビル男の背中越しに時計があったので、
1時間を少し過ぎた時に早川から解散を促しました。



早川「あっ!
もう14時ですね!
ちょうど食べ終わったので、そろそろ行きましょうか?」



ビル男「本当ですね、楽しくてあっという間でした…。







沢山あったのに、
全部食べられたんですねw」



チラッと何も乗っていないアフタヌーンセットの食器を確認して、
にやりと笑いながら言い放ちました。
イラッ☆







早川「あははw
食べきらないと解散しにくくなると思って。」



ビル男「いやいや、結構食べられるんですね~w」



イライラっ☆



早川「個人的に注文しておいて残すの嫌なので。」



ビル男「気にしなくて大丈夫って言いましたよね?w」



なんだろう、 この無意識に人をイライラさせる感じは。
文にしていると伝わりにくいかもしれませんが、
「お腹いっぱいって言ってたくせに
ちゃっかり食べてる~~www」
って小馬鹿にしている感じ。



う~ん、
こいつが仮にトランプタワーレベルの不動産を所持していたとて、
それが霞むレベルで、
嫌いだわ~~。




早川「美味しかったです、ごちそうさまでした。
次の予定があるので、すみません。」
と、ささっと脱いだカーデを腕にかけました。
強制終了です。



ビル男「美味しかったならよかったです~w」



「お前ともう関わりたくない」
という早川が発する空気も通じず、
ビル男は最後までニヤついていたような気がします。



お会計を済ませ、ラウンジを出ました。



早川「今日はありがとうございました。
私、ここの化粧室寄っていきますので…。」



それじゃ、
という仕草をすると、



ビル男「あ…
じゃ僕も…」


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