あら、イケメン。
でも自己紹介の短い時間での判定は×だったんだね。
この時の判定から揺らがなければ、
あんなことにはならなかったのに…。
金井と話していると、周りの空いた席にじわりじわりとしょうもない男たちが群がってきました。
あぁ嫌だ。
何度でも言うよ。
金もなくてカッコよくもないじじいは、
若い美人と結婚できるかもって夢見るのもやめろよ。
早川みたいな若い美人が、
お前らみたいな糞相手に優しくしてやってるのも、
周りの目があるからってだけで。
お前に1mmも興味ないけど、自分のために神対応してんの。
だから夢も希望も持つな。
そんなしょうもない男たちが、金井と早川の会話に割り入ろうとしてるのは分かりましたが、
話をふってやろうとか、そういう優しさは意地でも見せませんでした。
それでもめげない糞馬鹿男が一匹。
「もう一回プロフィールカード見せてもらってもいいですか~~?ww」
「は?やだよ。」
なんて言えるはずもなく。
でも少しだけ嫌だというのが表情に出てしまったようで…。
金井「ごめん、俺が先に見せてもらうって約束してたからwあとでねww」
と、ひょいっと早川が持っていたカードを取りました。
あらやだ、なにこのイケメン。
これはこのノリに乗るしかない。
早川「ごめんwこの人私のこと好きみたいでww」
金井「ごめんね~ww」
しょうもない男はひるんだようで、苦笑いでたたずんでいました。
その後は席替えコールを無視し続けて金井さんとおしゃべりしていました。
フリータイムが終了して、最初の席に戻ってくださいとアナウンスされた時に、
連絡先カードを渡されました。
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