容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

40過ぎの男…その27




変な時間だったのでカフェも混んでいませんでした。



早川「…お料理冷めちゃいますよ?
アイスは溶けちゃいそう…」



40男「そうだね、あとは食べちゃっていいよ。」



シェアして食べようと甘いのとしょっぱいのとで何品か注文したのですが…
最初に取り分けた一口分程度しか40男は口にせず。



この時、40男は温かいほうじ茶だか抹茶のラテを飲んでいました。



食べ物も食べないし、
飲み物もそんなだし、
40過ぎになると一気におじいちゃんみたいになるんだな…
と思ってしまいます。



こういう時、
「おじいちゃん」
というワードが脳みそン中に浮かんだ時点でうっかり口に出しちゃいそうでハラハラするんだけど、早川だけ?






周りを見てみると、観光地のお洒落カフェらしく若いカップルが楽し気に会話しながら写真を撮り合ったりしていました。
あー…
金持ちと結婚してぇ

という願望がなければ、早川も年が近くて趣味の合う男とこんなところにきていただろうか。
なんて不毛な考えがよぎります。
目の前に座っているのは、まぎれもなく一回り以上年上の40男。
なんとなく、初めて会った時よりも老け込んでいるように見えました。



早川「運転…疲れちゃいましたよね?」



40男「ううん!全然!!
ゆっくり寝てくれてる姿見てちょっと癒されたよw」



うぐ…
再びちょっと気持ち悪い…。
寝顔ですら天使の早川の容姿が憎い。
白目半目とか、無限よだれ垂れ流しとか、
相手がちょっとひるむ寝顔だったら無駄に気持ち悪いこと言われずに済むのに…。



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