容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

40過ぎの男…その23




「適当に流そうか」となると湘南辺りの海沿いにたどり着くのが世の常だよな~
とぼんやり考えていると…。



40男「あ、ちなみに…
この道まっすぐ行った先の大学のそばに家があるんですよ。」



道路を指さして言いました。



こういう時の早川の動体視力と記憶力な?
火事場の底力的な威力を発揮するわ。
そりゃ自分の人生がかかった情報だもんな、
必死っすわ、こちとら。
大体の位置情報を覚えて、後に検索します。



脳内火事場修羅場がバレないよう、
「例の梅が綺麗なお家ですか~」
とかなんとか笑み声で適当にぬかす早川。
脳みそと口とが全く別の動きをしてる時って、
それが悟れてないか不安になるよね。






横浜方面へと進む車中で、
やはり冒頭の例に漏れずか…と思っていましたが、
鎌倉を目指しているとのことでした。



40男「ちょっと歩いてもいいかな?
ヒールだときつい??」



うん、きっつい。
鎌倉っちゅーたら都心の観光地みたいに舗装されてるわけでもないでしょ。
あとお寺とか神社とか?
そんなん砂利道じゃないっすか、
あと大抵階段きついじゃないっすか。
なに?新手の修行なの?
それとも根性あるか見極めたいの?



早川「あっ…ちょっと…あんまり長くは歩けないかもです…。
砂利道とか階段とか危ないかも…。」



40男「そかそか~だよねぇ、ごめんごめん!
じゃ湘南辺りのカフェでお茶でもしましょうか。」



ほっ…理解力のある男でよかった…。
と思ったその後、40男が…。


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