容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

借金があるのに婚活をする男…その8




約束の週末、ディナーデートです。
借金男の登場により、早川との約束が抹消された哀れな男は、
毎日借金男と連絡をしている内にどうでもよく思えてきたので、相談所を介しお断り連絡を入れました。
お見合いが見事成立し、
仮ではあるものの交際まで発展しても、
いきなり戦力外通知される世の中なんて、生きている意味を見失いそうです。
早川だったら耐えられないわ。
選ぶ側の人間でよかった。
婚活死とか新しい言葉で週刊誌の題字を飾るところだったわ。



電車で待ち合わせ場所まで向かっている最中、
借金男がそこそこのスペックなのにも関わらず婚活しているのは、
服とかのセンスがヤバいからなのかなぁ?
と漠然と考えておりました。



しかし、当日現われた借金男はいたって普通なカジュアルな感じでした。
分かりやすく言えばユニクロ!!って感じ。
あ、馬鹿にしてるわけでも何でもないです。
似合っていましたし、早川の好きな感じです。






予約した時間より少し早くに待ち合わせをして、借金男が行ってみたいと言っていた代官山蔦屋に行くことにしました。
早川は何度も他の男達と行ったことがあるので新鮮さなど皆無でしたが、
「すごぉ〜い!!おしゃれ〜☆」みたいな反応をしておきました。
いい女は国内のデートスポットほぼ制覇した上でこういう反応できるって、
世の中の大半の人はご存じないかもしれないので今回覚えて帰ってくださいね。

姉が描いてくれたイラストが、
まさにこれ!!感半端なくて笑いすぎて吐きそうになった。




代官山蔦屋でおぼえていることは、
中にあるコンビニに某有名グループのボーカルが家族でいたのを見て、
借金男が物凄い嬉しそうにしていたことです。



あ~…田舎モン
って思っちゃいました。


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