早川「…えぇ……。」
心底脱力してしまいました。
それを見て、ミス男も力なく笑っていました。
ミス男「でも、年に4回必ず日本に帰ってくるように指示されてて、
日本から向こうに日用品送るのも会社が出してくれるんだ。
逆に言えば、それほどいい対応してくれるくらい過酷なところらしいんだけど…。」
早川「…いつから?」
「場所は?」
と聞かれたいんだろうなぁと思いながらの、この質問。
なぜかというと…
例えば1年後であれば、十分な期間のお付き合いを以て、転勤するより前に入籍するのもありだろうと考えたからです。
…まぁ1年後の転勤の発表なんてないだろうから、
この時点で8割無し判定に傾いていたわけなんですが。
ミス男「再来月の第一週…〇日。」
この日は月末に近かったので…
早川「大体1ヶ月後…ですね。」
ミス男「そうだね、あと1ヶ月かぁ…。」
…
ないっ!!
ないないっっ!!
1ヶ月後に日本を去る男と、
結婚前提にお付き合いなどできるはずがないっ!!
早急にこの場を去りたい!!
100%無し判定の烙印を押されたミス男に、これ以上なにか問う気持ちにもなれず…。
ここまで間を置いても、転勤先を問わない早川に痺れを切らしたのか、ミス男が口を開きました。
ミス男「場所は、ムンバイなんだ。」
早川「ムンバイ…。」
ミス男「そう、インドなんだけどね…。
栄えてるデリーとかと違うから色々大変みたい…。」
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んせ