これでは、まるでお金が大好きな奴じゃないか…！
…うん、
お金大好きな奴で大正解なんだけどさ…。
早川「やっぱり人となりを全部把握しきらない内に結婚を意識するってなると、
そういうところが不安になっちゃって…。
…私の家、両親もお見合い結婚なんです。
急にこんな話するのも変なんですけど…」
と、母が結婚相談所と父の一族に騙された話をしました。
本当、出会って数時間しか顔合わせたことない奴からこんな話されても…って感じでしょうな。
しかし４０男はしっかりと相槌を打ちながら聞いてくれて、
今は豊かな暮らしをしていると聞くと安堵の表情を浮かべました。
話し終えるとハッとして、
「でも、両親のそういうことを知ったのは２０過ぎてからで、
うちはめちゃくちゃ仲がいい家族だな～って思ってます！」
と丸く収める感じで伝えておきました。
…だって、
自分ちのダークな話って、
モテないブスがかまってもらいたくて言うやつじゃないっすか…。
４０男「うん、早川さんの素直で明るい人柄はちゃんとしたご家庭で大切に育てられたんだろうなぁって印象を受けましたよ。」
早川「え～なんかそこまで褒めてもらえるとすごく嬉しい！」
ほのぼのとした雰囲気で食事は終了。
さて、このいいとこのお坊ちゃんはこの後どこに連れて行ってくれるのでしょうか。
車に乗り込むと、
４０男「どっか行きたいところとかあります？」
早川「いえ、丸腰で今日やってきちゃったので何も考えてませんでしたｗ」
４０男「それじゃ適当に流してみようか～」
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