容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

仕事が出来なそうな男…その3




「待ってます~」
という早川のメッセージにはすぐ既読がつきました。



季節は夏でした。
夜とはいえ日中の日差しを蓄えたコンクリートジャングルは、
突っ立っているだけでもジワリと汗がにじみ出てきます。



暑いのイライラ。
汗のべたべたにイライラ。
遅刻にイライラ。



イライライライラ。
〇時5分前、という時間に突っ立っていたため、
周りの待ち合わせの人たちは次々と合流していき、
電車が到着するたびに乗降客で多くの人が行き交います。



おい、どんだけ待たせンだよ?
乗り換え案内を見ると5分以内には到着と出ていたのに、
すでに15分の遅刻。



その間、メッセージ無し。



イライラ…



プッチーン!!



あ、もうだめだ。
帰ろう。






そう思いましたが、一応もう一本だけ電車を待ちました。
改札から出てくる人の中に、早川に声をかけてくる人はいませんでした。



連絡寄越さない奴に、
こっちも連絡してやる義理はねぇよな。
何もメッセージを送らずに、帰ることにしました。



電車が来るまでのギリギリまでホームでメッセージを見ていましたが、
音沙汰無し。
そこまでおよそ30分間、早川は待っていました。



え、〇んだんか?
コイツ、〇んだんか?
でも路線情報に人身情報無し。
遅延無し。
通常運転。



…かぁーーー…
ドタキャン?
ドタキャンよりも悪質だよね??
いつ来るか分からない人を待たせ続けるって。
これはオーネットにチクってやんなきゃ腹の虫が収まんねぇ。



2つのブログランキングに参加中です。
押していただけるととても嬉しいです。

にほんブログ村 恋愛ブログ 婚活・結婚活動(本人)へ