「待ってます~」
という早川のメッセージにはすぐ既読がつきました。
季節は夏でした。
夜とはいえ日中の日差しを蓄えたコンクリートジャングルは、
突っ立っているだけでもジワリと汗がにじみ出てきます。
暑いのイライラ。
汗のべたべたにイライラ。
遅刻にイライラ。
イライライライラ。
〇時5分前、という時間に突っ立っていたため、
周りの待ち合わせの人たちは次々と合流していき、
電車が到着するたびに乗降客で多くの人が行き交います。
おい、どんだけ待たせンだよ?
乗り換え案内を見ると5分以内には到着と出ていたのに、
すでに15分の遅刻。
その間、メッセージ無し。
イライラ…
プッチーン!!
あ、もうだめだ。
帰ろう。
そう思いましたが、一応もう一本だけ電車を待ちました。
改札から出てくる人の中に、早川に声をかけてくる人はいませんでした。
連絡寄越さない奴に、
こっちも連絡してやる義理はねぇよな。
何もメッセージを送らずに、帰ることにしました。
電車が来るまでのギリギリまでホームでメッセージを見ていましたが、
音沙汰無し。
そこまでおよそ30分間、早川は待っていました。
え、〇んだんか?
コイツ、〇んだんか?
でも路線情報に人身情報無し。
遅延無し。
通常運転。
…かぁーーー…
ドタキャン?
ドタキャンよりも悪質だよね??
いつ来るか分からない人を待たせ続けるって。
これはオーネットにチクってやんなきゃ腹の虫が収まんねぇ。
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