容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

ディズニー好き婚活の二次会に参加した話…その3




早々にやる気を失った早川。
ネタの仕入れの人間観察を決め込むことにしました。



回りの男たちは、
次いつディズニー行く予定なの?
いつもどこポジってるの?

※ポジるとは…
ショーやパレードでのポジション取りのこと。

など、
「えっ!俺と一緒!!
(だから一緒に行こう!)」

という答えを言いたげな質問ばかり飛ばしてきました。



こういう会話をしたくてディズニー好き婚活に参加したはずなのに、
どうでもいい男とだとディズニーマジックも無効なんだなぁと。
夢と魔法の無力さと、現実に生きている苦しさをこんなところで思い知るとは。








早川の周りがもれなく男性、ということは。
同じように女子だけの空間も出来上がるわけで。



3つ連なったテーブルの真ん中がほぼ女子会状態。
画像やグッズなどを見せ合って盛り上がっていました。
やっぱり女子同士の空気の読む能力ってすごいなと再確認。
空気も読めず早川にたかる男どもとは違いな、と。
この人たちも、男性との出会いを期待してきたのに、
こんなことになるとは思っていなかっただろうな…。



離れてしまったイケメン君のいるところは、
イケメン君の近くの椅子取りゲーム勝者の女性たち、
そして、それにあやかろうとする肝井ーー…
という女性からしたら天国か地獄どちらに突き落とされるか分からないテーブルになっておりました。



イケメン君と話したかったのに、
肝井にロックオンされている女性がいて、
ご愁傷さまです、と心で呟きました。



得るもの、ないな。



ここでやっと気が付く早川。
入店して20分も経っていなかったと思います。
一杯目のドリンクと適当に頼んだであろうおつまみがテーブルに乗っていました。



早川「今日好きなダンサーさんが出てるみたいだから帰るね。」



なんともディズニー好きらしい逃げ言葉じゃありませんか。
ディズニー好きのしょうもない男が束になっても、
たった一人の気軽におしゃべりも出来ないダンサー一人に負けてんだよって、
教えてやりたかった。



男たちは、
「またまた~~ww」
みたいなこと言っていましたが、



早川が財布を出し「いくらですか?」
と聞いて本気だと悟ったようです。


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