金井は笑顔のままでしたが、
眉毛が
ぴくっ
と動きました。
やべぇ…この感じ。
漫画や映画だったら、
笑顔のまま一旦、お茶飲む?とか言ってキッチン行って、
包丁持ってくるやつじゃん…。
いつかブログで婚活市場にいる糞男たちについて綴ろうと思って書き溜めた、
糞男メモも早川の命と共に日の目を見ることなく終わるのかと思いました。
金井「んー…
どした?」
早川が韓国嫌いなことは話しているので、
頭のいい金井なら真っ向から否定すると思ったのに…。
あぁ、これはもうダメなやつかもしれない。
そしてイケメンの「どした?」で押し切ろうとしてるんじゃないかと思い、
イラッとしました。
早川「どした?って…。
私、付き合う前に日本人としか結婚したくないって言ったよね?
特に、
韓
国
人
は
大 嫌 い。
って言ったよね?」
あ、やべ。
これでやっぱり金井が韓国人だったとしたら、
最強な煽り文句じゃないか。
しかしもう後には引けません。
金井「うん…。」
早川「ここで日本人ってはっきり言えない理由があるの?」
金井「いや…うん…。」
早川「…。」
能面で金井から何かを切り出されるのを待ちます。
今口を開いたら、またドストレート豪速球を放ってしまいそうだから。
金井「日本人だよ…。
韓国語は独学で勉強した。
ゾンビちゃんが韓国が嫌いって言ってたから、韓国語話せるのを隠してた。」
日本人…。
確かに、国籍をぶった切って怒る様子がないのは、韓国人らしからない…かも。
それにここで嘘をついたとしても、
次の週末、金井実家に訪れれば否応なく現実が浮き彫りになります。
うわ…
すげぇ嫌な女じゃん…。
普段反省しない早川が、
この年一番の反省をしました。
早川「…ごめん。
信じてたんだけど、どうしても気になっちゃって…。
気分悪くさせちゃったよね…。」
金井「ううん、ちょっとびっくりしたけどw
でもそういうのが知りたくて探偵に依頼したんでしょ?
あと気になるところとかあるの??」
…卒業アルバム。
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