容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

騙されて慰謝料もらった話…その24(指輪と合鍵)




顔合わせ以外の結婚準備はというと。



電話にて。
金井「指輪とかってどうする?」



早川「あ~…なんも考えてないや。
ブランドとかも特にこだわりない…ていうか知らないし。」



金井「えぇ…そういうの詳しいのかと思った…。
オーダーとかにするなら、今から色々見てみた方がいいかもね。」



早川「全然ブランド物興味ないまま生きてきたよ…。
…今までいただいた高そうなジュエリーは売って生きてきたよ。」



金井「おい。」



早川「婚約指輪と結婚指輪は売らないよ。」



そうそう、金井も怖男同様素の自分を出せる人でした。







金井家両親へ挨拶しに行くための新幹線のチケットを購入するデートの日。
みどりの窓口で買ってもらい、デパートでランチをしました。



注文をして店員さんが去ると、
金井はバッグの中身を漁り出し、
ジュエリーショップのカタログ
をテーブルに広げだしました。
カタログ以外にも、ネットからプリントアウトした紙も何枚か。



金井「この中から気になるところがあったら、今日行ってみようか。」



数冊だけ引き抜き、
金井「このデパート内に店舗があるのはこれらね。」



早川「仕事早ぇな。」



金井「仕事で外出たにこっそりデパート行ってかき集めてきた。」


はたから見たら、悪徳宝石商に乗せられてる人みたいだろうな…と思いながら、
カタログをめくりました。
ブランドとデザインと、見れば見るほどよくわからなくなるけど…
まずはピンキリなお値段
こればっかりは金井の予算を聞かなければ、どの程度の物をねだっていいのか分かりかねます。



というか。
同じ貴金属だけどさ、
早川もっと欲しいのがあるんだよね。



早川「…ねぇ、指輪より先に合鍵欲しい。」



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