あたしゃ暇なようで忙しいのよ、探偵さん。
ゆりやんレトリィバァの例の口ぶりで。
メールでダメなら電話。
電話でもおおよその金額教えてくれないなら、
他当たるよ。
つーことで、一社目から。
問い合わせ内容で送った内容をもう一回復唱。
あぁくっそ、こういう無駄な時間死ぬほど嫌。
興信所「えぇっとですね～～。
少々お待ちください～～。
キーボードかちかちする音
少々お待ちくださいね～～。
…
……」
１、２分位経過
「お待たせしました～～
大体６０万円くらいですね～～！」
早川「はい！
ありがとうございます！！
他のところも聞いてみて検討しますんで！」
興信所「分かりました～！」
一社目と言いましたが、
二社目、三社目も同じ感じの対応。
値段も横這い…±１０万程度。
相場はそんなもんなのね。
一旦、電話をかけるのをやめて、
考えました。
６０万…か。
早川的には、２０万～４０万位でお願い出来るものかと思っていました。
しかも、
これから言い値で色々加えるかもね☆
という雰囲気だったのも気になります。
早川が知りたいことをすべて調査してもらったら、
いくらかかることやら…。
そこからグルグルと考えが巡り、
果たして、６０万円の価値があることなのか？
６０万円かけて、納得いく結果が得られるのか？
一つのものに６０万円なんて払ったことないなぁ…。
…あ、株があるか……。
なんて思いました。
とりあえず、母と姉にどう思うか聞いてみることにしました。
後に、この悩んだ時間は無駄になるわけなんですが。
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