容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

生き急ぐ男…その11



四国男「あ…そっかぁ…」



予想通り「えぇ!?もう僕たち結婚式をする仲だろう?」
とは言われませんでした。
そしておとなしく引きました。よかったよかった。



早川としては、この暴走っぷりを差し引いても、
年の近い大企業勤めの男というのはプラスです。
稼ぎもいいし、専業主婦希望だし。
それにこの強引さも正式にお付き合いとなった場合、頼もしさに変わるでしょう。
なので正式なプロセスを経られるように、あと数回会って人間性を見極めたいところです。



早川「はい…まだ四国男さんのことよく分かってないですし…。」



若干重いような、気まずいような空気が漂いましたが、
居酒屋の陽気な空気に飲まれ、その後は普通に飲み食いしました。









その日の帰り道は、
このままここでフェードアウトかなぁ…
大企業の男だから、早川のことを切る選択肢もなくもないかもなぁ…

と珍しく弱気になっていました。



しかしながら、お風呂上がり四国男から着信が来ていました。
四国男「今日もありがとうね〜!」



早川「こちらこそ、ご馳走さまでした。美味しかったです。」



四国男「電話出てもらえないかと思ったよ〜(笑)」



早川「なんでですか(笑)
私も、なんとなく今日でお別れなのかな〜って思ったので、電話来ててびっくりしました!
お風呂入ってたので出られなくてすみません…。」



四国男「俺、考えたんだけどさ、」



おうっ!!なんじゃい?



四国男「ゾンビちゃんの気持ちをよく考えてなかったなって思って、」



おうおうっ!
こりゃ告白だな!!



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