容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

婚活バー珍百景…その4



ガン見の末ようやく早川の目の前に座る事ができた3男。



3男「こんばんはー!!
すごく綺麗ですねー!」



早川「こんばんは、どうも。
よく言われます。」



3男「わー!!(笑)だろうねー(笑)!!
入ってきた時、少し店内どよめいてたよ!」



早川「そうですかね、分からなかったですけど。
女性を目の前にして、他の女性を凝視する人ってありえないと思いますけどね。」






3男「あーだよねぇ〜!
俺もそう思う!!失礼だよね!」



はぁー。皮肉ったのに、通じてないわ。
早川をガン見していたことはバレていないと思っている口ぶり。
他人に目移りしやすい人にお伝えしたいことですが、 目線って本人が思っている以上に分かりやすいです。



アピール出来るところは全てしてしまえ!と思ったのでしょう、名刺もくれました。
大手文具メーカーの人でした。



条件はものすごくいいのにね。
それでも婚活市場に足を突っ込むのには、理由がありますね。



早川「デジタル化が進んでも、文房具の進化は目覚ましいですね。」



3男「やっぱり基本的なことって衰退しにくいよ。」



こんな会話をしたのを覚えています。
おしゃべりはちゃんと出来るのにね。
それでも婚活市場に足を突っ込むのには、理由がありますね。(2回目)






スタッフ「そろそろお席のご移動のお時間です。」



3男「あ…じゃ連絡先教えて?」



早川「それなら名刺に個人の連絡先書いといてください。
今日スマホ忘れたので。」



3男「いやいやいや!さっき持ってたじゃん!!(笑)」






あぁ、持ってた。
持ってましたとも。
それが何か。



持っているのにも関わらず、「持ってない」と言うこと、
すなわち断られてると、何故分からない。



「交換したくないです。」と、どストレートに言われるよりも気まずくならず、傷も浅く済むと思っての優しさを見せてやった途端にこれである。
ガン見していたからスマホを持っているのを知っているとこっちも分かりきっているのに。



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