容姿と若さが武器の婚活

専業主婦という地位を勝ち取った、若い美人の婚活回想録

アプリの男とディズニー行った話…その10



早川「トレーはそのままでいいんだよ。」



D男「マジでっ!!??(笑)」






あーあー
こいつまじでうるせぇ。
トレーと一緒に置いていきてぇ。






ショーの会場は野外。
真夏の野外の待機は、直射日光と照り返しで過酷です。



席を決めて座ろうとしたタイミングでの会話。
早川「熱中症対策なにかしてる?」



D男「いや、特には…」



早川「飲み物なくて平気なの?」



D男のために麦茶を買ったという事実は葬られました。
2本の500mlペットボトルは早川の物です。



D男「今は大丈夫。」



早川「ふぅん。
私は日焼けしちゃうからコレ被るよ。
暑くて”無”になっちゃうね。」
コレとは、フード付きタオルのこと。
これでそこまで会話をする気もおきまい。
そしてスマホを取り出し、席に座りました。






ふと、横のD男を見ると…。











………膝……掛け…??


ーーーーーー
ひざかけ【膝掛け】
[名]
防寒用・保温用として、ひざの上にかける毛布や布。
ーーーーーー
そうそう、↑これこれ。
もっふもふで暖かそうな
膝掛け。
これを鞄から取り出していました。





早川「え…?膝掛け…??」
と思わず問いかけると、







D男「なんか俺若干潔癖性でさぁ〜(笑)」



と言い、
自分の席の上に敷いてから座っていました。



いやいやいやいや…
さっきから何度かお茶したりアトラクションや別のショー見たりで座ってたけど、
そんなこと一度もしてなかったよね?
それに、
その膝掛けも薄汚ねぇけど?





…と、心の中ではツッコみましたが、
D男の「潔癖性でさ〜(笑)」の(笑)の部分にかすかなドヤ顔が感じられ、
意外と繊細でしょ?
というアピールなのかと思いウザったかったので、
「へぇ…」
と流しました。



そして、D男はもう一つ、
某激安の殿堂でたたき売りされていそうな大容量の化粧水を取り出し、
腕に塗っていました。
D男「こうすると風が吹いたときに涼しいよ。
塗る?」








早川「塗らない。」
なんだよ、その
「貧乏が快適に生き延びるための生活の知恵」
みたいの。




しかしこの後、この奇行よりも衝撃的な、
一番やべぇやつを目の当たりにするのでした。

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